Blog 箱根ガラスの森美術館ブログ
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展示作品のご紹介:ドルフィン形脚キャンドルスタンド一対
ドルフィン形脚キャンドルスタンド一対
(19世紀|ヴェネチア)
赤色のガラスで作られた一対のキャンドルスタンド。台、燭台、受け皿の部分にセレニウムを発色剤に使った赤色のガラスが使われており、ドルフィンは透明ガラスに金箔熔着したもので作られている。
ドルフィンの中ほどは、赤色ガラスで装飾してあり、目は中心が黒で周りが黄色いガラスチップがつけられている。
所蔵作品展:ヴェネチアン・グラスと祝祭の都
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/2024_festival/
展示作品のご紹介:獅子形水差
獅子形水差
(16世紀中頃|ヴェネチア)
ヴェネチアのシンボルで、福音書記者 聖マルコを表す獅子を象った珍しい形の水差です。注ぎ口だった尾の部分と金属でできていただろう台座が欠失していますが、ヴェネチアの獅子らしい威風堂々とした姿をしています。同じ形で、レース・グラスで作られたものが、イギリスのジェームス・ロスチャイルドコレクションに収蔵されています。
所蔵作品展:ヴェネチアン・グラスと祝祭の都
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/2024_festival/
展示作品のご紹介:船形水差
船形水差
(16世紀中頃|ヴェネチア|推定アルミニア・ヴィヴァリーニ作)
透明なガラスで制作された船形の装飾水差。古代から、天然の素材を基に作られていたガラスは、含まれている不純物による発色が原因で、決して無色透明ではなかった。ヴェネチアでは13世紀末頃にこの不純物による発色を抑えるために、消色剤として二酸化マンガンを添加して無色透明なガラスを作り出し、より芸術的な作品へと昇華させていった。この船形水差も、装飾に少量の色ガラスを使用し、透明さがより引き立つように工夫されている。船のモチーフの器は、遠方からの富を運ぶ象徴として人気があり、船形水差が生み出される以前にも、カトラリー入れなどとして貴族たちの宴席を華やかに彩っていた。
所蔵作品展:ヴェネチアン・グラスと祝祭の都
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/2024_festival/
小中学生対象 作品鑑賞ガイド
「小中学生対象 作品鑑賞ガイド」
5月6日まで(受付時間:10:00~16:30)
所蔵作品展の内容を、クイズに挑戦しながら楽しく学べるように、小中学生対象の「作品鑑賞ガイド」をヴェネチアン・グラス美術館の入口にて配布します。クイズに挑戦したお子様に、参加賞をご用意しています。
展示作品のご紹介:春 “Primavera”
所蔵作品展:ヴェネチアン・グラスと祝祭の都
所蔵作品展:ヴェネチアン・グラスと祝祭の都
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/2024_festival/
会期:2024年4月27日(土)~7月15日(月)
ヴェネチアの祝祭に相応しい華やかなヴェネチアン・グラスを展示し、時を越えて人々を惹き付ける祝祭の魅力と共にご紹介致します。また、会場内では坪谷隆氏のヴェネチアン・カーニバルの写真作品も展示致します。
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