2024年02月01日(木)

収蔵作品のご紹介:点彩花文蓋付ゴブレット

点彩花文蓋付ゴブレット
(1500年頃|ヴェネチア)

この作品は、ビザンチン時代に作られていた黄金七宝製の聖餐坏の形式を採用しながら、装飾には、イスラム・グラスの技法である点彩と金彩が導入されており、15~16世紀のヴェネチアが地中海文化の混淆(こんこう)と熟成を成し遂げていた状況が表れている。坏身部は、濃紺のガラス素地が金彩で覆われ、その上から赤・白・緑・青色のエナメル顔料で、花文や点綴文様が施され、豪華なゴブレットに仕上げられている。
 

2024/02/01 18:08 | 収蔵作品のご紹介

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