Blog 箱根ガラスの森美術館ブログ
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展示作品の御紹介:人頭瓶
2025年01月03日 金曜 12時29分
人頭瓶
(1世紀|東地中海沿岸域)
ローマ帝国領内で、ローマ時代に作られたガラス器物をローマン・グラスと呼ぶ。紀元前1世紀に、吹きガラス技法が発明されるとガラス製品の生産が容易になり、急速に各地に伝播した。この頃のガラス器の主要な用途の一つが香油瓶である。当時、香油には良い香りを身にまとい、乾燥から肌を守る他に、皮膚病や頭痛の鎮静効果もあると考えられていた。ローマ時代の香油瓶は雫形等の単純な器形から、作品のような人面形といった複雑な形も作られ、その色も黄や青、紫と多彩であった。
特別企画展:香りの装い〜香水瓶をめぐる軌跡〜
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/exhibition_2024
開催中:2025年1月13日(祝・月)まで
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