Blog 箱根ガラスの森美術館ブログ
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展示作品のご紹介:ドルフィン形脚赤色コンポート
ドルフィン形脚赤色コンポート
(19世紀|ヴェネチア)
金を用いて赤く発色させた金赤ガラスで作られたコンポート。金赤ガラスは17世紀初頭に出版されたアントニオ・ネリの「ラルテ・ヴェトラリア(ガラス製造術)」で紹介され、そのドイツ語訳を行なったヨハン・クンケルが実用化している。
型吹きで菱形文が施された坏身は光を屈折させ、カットガラスのような輝きを放っている。坏身と台は、無色透明のガラスに金箔熔着し、ホットワークで制作された可愛らしいドルフィン形の脚でつながれている。
所蔵作品展:ヴェネチアン・グラスと祝祭の都
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/2024_festival/
会期:2024年4月27日(土)~7月15日(月)
展示作品のご紹介:ドルフィン形脚キャンドルスタンド一対

展示作品のご紹介:ドルフィン形脚キャンドルスタンド一対
(19世紀|ヴェネチア)
赤色のガラスで作られた一対のキャンドルスタンド。台、燭台、受け皿の部分にセレニウムを発色剤に使った赤色のガラスが使われており、ドルフィンは透明ガラスに金箔熔着したもので作られている。
ドルフィンの中ほどは、赤色ガラスで装飾してあり、目は中心が黒で周りが黄色いガラスチップがつけられている。
所蔵作品展:ヴェネチアン・グラスと祝祭の都
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/2024_festival/
特別企画展:香りの装い ~香水瓶をめぐる軌跡~ 音声ガイド
特別企画展:香りの装い ~香水瓶をめぐる軌跡~
会期:2024年7月19日(金)から2025年1月13日(祝・月)まで
音声ガイドのナレーターは、儒烏風亭らでん氏となります。
カバー株式会社、ホロライブプロダクション、hololive DEV_IS「ReGLOSS」の儒烏風亭らでん氏はアイドルグループに所属されていますが、学芸員資格を持ち、美術・工芸・写真・絵画などのお話も配信されています。
【特別企画展音声ガイド】
お手持ちのスマートフォンから、QRコードを会場で読み込んでください。展示作品の解説を聴取できます。(無料サービス)
独自アプリ等のインストールは不要です。普段使用されているブラウザでご利用いただけます。
※展示会場内ではイヤホンのご使用、またはスマートフォンのボリュームを下げてご利用ください。
ナレーター:儒烏風亭らでん氏
13作品 合計約19分
展示作品のご紹介:ドルフィン形脚オパールセント・グラス・コンポート
展示作品のご紹介:レース・グラス蓋付容器


展示作品のご紹介:レース・グラス蓋付容器
(16世紀|ヴェネチア)
4つの小さな球状の脚が付いた蓋付の容器。胴体の底は透明の紐状ガラスで装飾されている。蓋中央に4つ重ねられた玉飾りと把手には、苺のような型押しの装飾が熔着されている。このような器は祝宴の席などで、氷を敷き詰め、小さなワインボトルを冷やすために使われていたと考えられ、「カネヴェッタ」と呼ばれる。
所蔵作品展:ヴェネチアン・グラスと祝祭の都
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/2024_festival/
展示作品のご紹介:レース・グラス蓋付ゴブレット


展示作品のご紹介:レース・グラス蓋付ゴブレット
(16世紀末-17世紀初|ヴェネチア)
レース・グラスの模様を崩さずに仕上げるためには高度な熟練技術を要する。このゴブレットの模様は、少しの乱れもない。美しく優しい曲線の器形とともに、レースのコスチュームをまとった優雅な貴婦人のイメージをたたえた作品である。15~16世紀に世界的な名声を馳せ、ヨーロッパ貴族の憧れの的となっていたヴェネチアン・レースを、無色透明のガラスの中に封じ込められないものかと、ムラーノ島のガラス職人たちは技巧の限りを尽くして、レース・グラスの創作に取り組んでいた。そして16世紀中頃、遂にその方法を見つけだし、門外不出の秘法として守られる事になった。
所蔵作品展:ヴェネチアン・グラスと祝祭の都
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/2024_festival/
【予告】特別企画展:香りの装い ~香水瓶をめぐる軌跡~

【予告】特別企画展:香りの装い ~香水瓶をめぐる軌跡~
会期:2024年7月19日(金)から2025年1月13日(祝・月)まで
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/2024_festival/
水晶や瑪瑙、ガラスで制作された香水瓶など約80点を展示いたします。
展示作品のご紹介:点彩花文坏
展示作品のご紹介:点彩コンポート

展示作品のご紹介:点彩コンポート
(16世紀初│ヴェネチア)
坏身の下部と台座の部分に稜線を施し、金彩と赤や青のエナメル彩で装飾されたコンポートで、初期ヴェネチアン・グラスの典型的なスタイルです。鱗文の金彩にはビザンチン文化の影響が、点彩技法にはイスラム・グラスの影響が見られ、ヴェネチアン・グラスの二つの起源が、見事に融合した作品となっています。
所蔵作品展:ヴェネチアン・グラスと祝祭の都
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/2024_festival/
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