Blog 箱根ガラスの森美術館ブログ
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展示作品の御紹介:くるみケース入り金赤ガラス香水セット
くるみケース入り金赤ガラス香水セット
(18世紀末~19世紀初|イギリス)
イギリスでは、くるみがいろいろな工芸品の材料として利用されているが、このくるみケースの香水瓶のセットは、アイデアもよく、可愛らしい傑作といっていいであろう。金赤色の二本の小瓶には、丁寧な面取りカットが施され、金製の口金とキャップが付けられている。他に金製の漏斗も添えられている。
特別企画展:香りの装い〜香水瓶をめぐる軌跡〜
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/exhibition_2024
開催中:2025年1月13日(祝・月)まで
クリスマス ギャラリートーク
クリスマス ギャラリートーク
開催日:2024年12月21日(土)・22 日(日)
時間:14:00~、15:00~(約20分、各回定員先着20名)
ヴェネチアン・グラス美術館入口に開始 5 分前にお集まりください。
学芸員が展示の見どころをご紹介します。
(参加費無料 ※別途ご入館料が必要です)
─年末年始の開館時間─
■2024年11月20日から2025年1月13日まで無休
■12月21日から25日は開館時間を1時間延長
当日の開館時間:10:00~18:30(ご入館は18:00迄)
■12月30日・31日は通常より1時間早く16:30閉館
江戸花切子 ロックグラス「恋花」
2024年11月19日紅葉状況
展示作品の御紹介:ブルー・グラス紋章文香水瓶
ブルー・グラス紋章文香水瓶
(1790年頃|イギリス)
表面に王冠、裏側にトーチ文様を金彩で描き込んだ濃紺地のガラスに、金製キャップを付けた格調の高い香水瓶。イギリス王室の記念行事に際して作られたことが王冠の上に金彩で書きこまれた讃辞“VIVE LE ROI (王・万歳)”で示されている。
特別企画展:香りの装い〜香水瓶をめぐる軌跡〜
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/exhibition_2024
開催中:2025年1月13日(祝・月)まで
アルベルト・デ・メイス ヴァイオリンコンサート
アルベルト・デ・メイス ヴァイオリンコンサート
https://www.hakone-garasunomori.jp/event/alberto_de_meis/
開催日:毎週月・土曜日(予定)
艶やかにして繊細、圧倒的な集中力で聴衆の心をつかむ国際的ヴァイオリニスト、アルベルト・デ・メイスによる華麗な響きとの出会いにご期待ください。
収蔵作品のご紹介:バーリの聖ニコラウス文聖水瓶
バーリの聖ニコラウス文聖水瓶
(16世紀│ヴェネチア)
胴部両側にガラスのリボン装飾が付けられた聖水容器。表側にはサンタクロースのモデルである聖ニコラウスが司祭服姿で描かれています。聖ニコラウスは四世紀のトルコで司教を務めていた人物で、様々な伝説が残されています。なかでも、三人の貧しい娘を身売りから救うため、お金の入った袋を窓から家に投げ入れた話は広く知られており、その慈愛に満ちた姿から、子供たちにクリスマスプレゼントを届けるサンタクロースへと変化しました。
『サンタクロース』
クリスマスの象徴として世界中の子供達に夢を与える存在、サンタクロース。
サンタクロースのモデルは、四世紀にトルコのミュラという町(現在のデムレ)で司教を務めていた聖ニコラウスという人物であるとされています。では、なぜ司教であった彼が、子供達にクリスマス・プレゼントを届ける優しいおじいさんへ姿を変えたのでしょうか。聖ニコラウスにまつわる次のような逸話が残されています。
ある時、生活のために三人の娘たちを身売りに出さなければならない家族がいる事を知ったニコラウスは、夜、その家の窓からお金の入った袋をこっそり投げ入れます。一家は、そのお金の中から持参金を出し、娘たちを結婚させてあげることができました。また、投げ入れたお金の袋が、偶然、窓際に干していた靴下に入ったことから、靴下を吊り下げてサンタクロースのプレゼントを待つようになったと言われています。
このような慈愛に満ちた姿から、聖ニコラウスは、子供の守護聖人とされ、聖ニコラウスの祝日である12月6日には、子供達へプレゼントを贈る習慣ができました。そして、17世紀初頭に新天地アメリカへ渡ったオランダ人により、その習慣も伝わり、子供達にプレゼントを届けるおじいさんが誕生しました。その際に、オランダ語で聖ニコラウスを表す「シンタークラース」がなまって、「サンタクロース」に変化したとされています。
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