現代ガラス美術館

Modern Glass Museum

19世紀後半に再び復活し、新しい生命を吹き込まれた
斬新な現代ヴェネチアン・グラス。
ガラスの無限の可能性をご覧いただけます。

Giuseppe Barovier

ジュゼッペ・バロヴィエール

Egidio Costantini

エジディオ・コスタンチーニ

Livio Seguso

リヴィオ・セグーゾ

Dale Chihuly

デイル・チフーリ

主要展示作品

写真クリックすると作品説明がご覧いただけます。
季節・企画展により展示作品・館内レイアウトが変わる場合がございます。
  • 風にそよぐグラス

    1895年 ジュゼッペ・バロヴィエール作
    ジュゼッペ・バロヴィエールを中心に結成された「芸術家集団バロヴィエール」によって実験的に作られたグラスで、19世紀末にヨーロッパで大流行した<アール・ヌーボー様式>がヴェネチアン・グラスに初めて採り入られています。 植物の茎をイメージした細くて長い、今にも折れそうなステム(脚部)の上に、頭の大きな坏身がのり、わずかなそよ風にもゆらゆらと揺れ動きます。1895年に開催された第1回ヴェネチア・ビエンナーレに出品され、ガラス工芸の常識を破る驚異の技術を駆使した奇跡のグラスとして、世界中から大きな注目を集めました。

  • 雄牛

    1954年ヴェネチア
    パブロ・ピカソ、エジディオ・コスタンチーニ作

    ピカソはコスタンチーニの工房を訪ねて、自分のデッサンに基づいて制作された作品「おどけたふくろう」を抱いて、ご満悦の写真を撮っている。何事にも好奇心の旺盛だったピカソは、ガラスという扱い難い素材にも関心を示し、十数点のガラス作品の制作を、E.コンスタンチーニと共作している。この「雄牛」は、その初期の作品で、闘牛の雄牛をイメージして制作した作品である。

  • 農夫

    1954年 ヴェネチア
    マルク・シャガール、エジディオ・コスタンチーニ作

    エジディオ・コスタンチーニが、1950年代中頃より、ヨーロッパの巨匠たちに呼びかけて、ガラス彫刻の製作を行ったシリーズの1点で、マルク・シャガールのデッサンに基づいて製作された「風景」シリーズのうちの「農夫」である。シャガールのデッサンに基づいて、コスタンチーニが、製作技法や色彩にどの色のガラスを使用するか等を決めて共同制作した作品で、シャガールの絵画的特質を生かした透明感のあるガラス作品として制作されている。デザインに基づいて、鋳型を作り、その上に色ガラスパウダーで着彩して、熔解ガラスを流し込むという技法によって、レリーフ平板状の作品として完成させている。また、サインには、この企画を推進したFucina degli Angeli画廊のサインと、E・コスタンチーニのサインが入れられているのが、マルク・シャガールのサインはない。

  • 1960年 ヴェネチア
    ジャン・コクトー、エジディオ・コスタンチーニ作

    ジャン・コクトーは、エジディオ・コスタンチーニの巨匠によるガラス彫刻シリーズの企画にもっとも積極的に賛同した作家の一人で「Fucina degli Angeli」という画廊の名称も、コクトーが名命した。この作品は、三つの顔をもつ「月」シリーズの一点で、コクトーが立合って製作した作品である。作品には、画廊名と製作日、エジディオ・コスタンチーニのサインが入れられている。

  • ソスペンシオーネ

    1980年 リヴィオ・セグーゾ
    3枚のガラスがバランスよく1本のワイヤーで吊され、空中に浮かんでいるかような作品。気泡を含んだ3つのガラスに前後から羽のようなガラスを掛けることで、周りの曲線が重なり合い、空間の広がりを見せています。

  • ヴェジタツィオーネ

    1995年 リヴィオ・セグーゾ
    樹木が風になびいているかのような動きさえ感じられるこの作品のタイトル「ヴェジタツィオーネ 95」は、イタリア語で植物が群を成して伸びゆく様を示す言葉です。風によって形作られたようになびくパイプ状の透明なガラスに、季節の移り変わりや一日の光の変化を映し出し、周りの自然との調和を作り出しています。

  • マキア

    1981年〜 デイル・チフーリ
    「マキア」はイタリア語で「斑点のある」という意味を持ちます。このシリーズはアメリカのシアトルにあるチフーリのスタジオに揃っている色ガラス棒300種を使って作品を制作するというアイデアから始まりました。カラフルな色の組み合わせと流動的な形に特徴があります。

  • パラッツォ・ドゥカーレ・シャンデリア

    1997年 デイル・チフーリ
    この作品は当館と「ヴェネチア市立ムラーノ・ガラス美術館」が1996年に姉妹提携を結んだ記念として2点制作され、一つは箱根ガラスの森美術館に、もう一つは「ヴェネチア市立ムラーノ・ガラス美術館」に展示されています。

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